ここでは,原書にある例の続きである.
要求3
会議参加予定者には,会議開始の少なくとも3週間前までに期日と場所の通知を行うこと.
対応する様相論理記述
∀p: Person, m: Meeting
Holds(m) ∧ Intentded(p,m) ⇒ ◆≥3w Notified(p, m)
「mという会議を開き,かつ p が出席を意図しているならば,3週間以上前のどこかで,その会議の通知がある」というのが解釈である.
前回と同様に3Wという時間(間隔)を用いている.全称限量子は,全ての会議や参加者に関して,それが成り立つということを示している.
前提1
もし,会議の日付や場所が適切で,そのことが通知されるならば,会議参加予定者は,会議に出席する.
対応する様相論理記述
∀p: Person, m: Meeting
Intended(p,m) ∧ Notified(p, m) ∧ Convenient(m, p) ⇒ ◇ Participates (p, m)
会議自体は,未来のどこかなので,様相演算子「いつか」を使用している.開催日を過ぎた未来には,意味がない.
前提2
ミーティング場所が便利の良い場所であれば,その場所は恒に便宜が良い
対応する様相論理記述
∀p: Person, m: Meeting
Convenient(m, p) ⇒ □ Convenient (m, p)
そういう前提を置くと云うことである.
(nil)