図書館登場人物データスキーマ
次のデータスキーマは単純である.図書館システムに関係する登場人物(LibraryAgents)を定義しているデータスキーマである.
図書館利用者(OrdinaryPatron)は,人(Person)の巾集合である.また,同様に,図書館スタッフ(Staff)もまた,人(Person)の巾集合となる.それぞれ,人からなる集合の部分を構成している.人(Person)は無条件に定義している(前回)ので,どういう人の集まりかは分からないが,その部分集合として,利用者とスタッフを定義できる.
人(Person)と名前が付いていると,何となく人と思ってしまう.別段人でなくても良いかもしれない.ただ,その中には,利用者やスタッフが含まれている.ここで定義部の最初の2行が,そのことを示している.
仕切り線の下にある,述語部分にある制約(不変条件)は,この両方の集合の積が空集合であることを示している.つまり,この両者を兼ねることはできない.
(nil)